乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果で慢性炎症・うつ・アトピー改善

ストレス対策には乳酸菌・腸内細菌が効果的です。またキラーストレス対策は慢性炎症・うつ・アトピー性皮膚炎を改善するために大切です。

『キラーストレス 心と体をどう守るか』(NHKスペシャル取材班)を読んだ感想

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回は『キラーストレス 心と体をどう守るか』(NHKスペシャル取材班)を読んだ感想について書いてみたいと思います。

 

「キラーストレス」については以前の記事で取り上げましたが、このキラーストレスとは、医学用語ではなく、NHKスペシャル取材班が名付けた言葉です。

2016年6月にNHKスペシャルシリーズ「キラーストレス」が放送されましたが、この番組の内容は、この記事で取り上げるNHK出版新書の『キラーストレス 心と体をどう守るか』でも知ることが出来ます。

 

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では、「キラーストレス」とは何でしょうか?

おさらいになりますが、「キラーストレス」とは分かりやすく言えば、慢性的に続くことで多くの病気をもたらし、下手をすれば命をもおびやかす危険があるストレスのことだというのです。

 

『キラーストレス 心と体をどう守るか』

 

 ストレスを甘くみてはいけないのだ。ストレスはある条件が重なると、命を奪う病の原因へと形を変えていく。私たち取材班はこのストレスを「キラーストレス」と名づけ、その正体を追うことにした。(NHKスペシャル取材班『キラーストレス 心と体をどう守るか』p25

 

 いまから数万年前。私たちの祖先がもっぱら狩猟で生きていた頃、周囲には、多くの点適が潜んでいた。どう猛な動物にいつ襲われるか分からない。万一、出会ってしまったときはどうするか。命がけで闘うか、もしくは必死で逃げるしかない。このような追いつめられた場面で威力を発揮したのが、「ストレス反応」だ。(NHKスペシャル取材班『キラーストレス 心と体をどう守るか』p27

 

 人間の体は危険に遭遇したとき、心拍数が増え、血圧が上がるようにできている。また、肝臓から糖が放出されて血糖値が上昇すれば、エネルギー源が全身に供給される。闘う姿勢、逃げる態勢の双方が、瞬時に準備されるのである。

 このように、ストレス反応とは、私たちの祖先が「命をつなぐために進化させた大切な体の機能」だったのだ。(同 p27~28

 

 現代社会に生きるわれわれが、天敵に出会って命を脅かされるような事態に直面することはまれだ。ジャングルにでも出かけない限り、猛獣に襲われることはまずない。

 一方、現代では、精神的な重圧によって、扁桃体が反応するような事態が引き起こされてしまうのである。これこそ、私たち現代人を悩ませているストレス反応の正体なのだ。(NHKスペシャル取材班『キラーストレス 心と体をどう守るか』p37

 

『キラーストレス 心と体をどう守るか』

NHKスペシャル取材班『キラーストレス 心と体をどう守るか』 NHK出版新書

 

「心」のストレス反応が強くなる「我慢するストレス」

「闘争か逃走か」という、現代にまで残っている「ストレス反応」とどう向き合っていくか、ということが、現代社会を生き抜くためのストレス対策として重要になってくるように感じますが、特にNHKスペシャル取材班による『キラーストレス 心と体をどう守るか』を読むと、血圧の上昇など「体」のストレス反応が強くなる「頑張るストレス」よりも、「心」のストレス反応が強くなる「我慢するストレス」が、心の病との関係において問題になってくるのが分かります。

 

 心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」だ。

 コルチゾールは、副腎から分泌されると、血流にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たす。役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収される。これが、正常なストレス反応の流れである。

 ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまう。こうなると、状況が一変する。コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのだ。まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのである。(NHKスペシャル取材班『キラーストレス 心と体をどう守るか』p48~49

 

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このような我慢するストレスは、下手をすると「キラーストレス」と化してしまい、うつの症状や様々な病気を引き起こす原因になるというのですが、本書では、番組と同様、ストレスとの向き合い方として、「マインドフルネス瞑想」や「コーピング」、さらにはストレス対策としての生活習慣や食習慣などが紹介されていました。

 

以前の記事でも書きましたが、「キラーストレス」のような目に見えない「我慢するストレス」が続くことは、多くの病気や慢性炎症、からだの老化、テロメアの短縮などに関係してくると考えられます。

そのため、過剰なストレスに対しては、それぞれがどのように向き合っていくのかが、これからの時代の健康と長寿のためには、非常に大切であるように感じます。

 

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『「慢性炎症」を抑えなさい』(熊沢義雄 著)を読んだ感想

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回は慢性炎症対策のために『「慢性炎症」を抑えなさい』(熊沢義雄 著 青春出版社)を紹介したいと思います。

 

慢性炎症については、以前の記事でも書きましたが、慢性炎症は糖尿病などの生活習慣病や、認知症、がん、ストレスが関係してくるうつやアトピーなどの原因になっていると考えられます。

また、何となくイライラしたり、調子が悪かったり、元気が出なかったりするのも、この慢性炎症が関係していると思われます。

 

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医学博士であり前北里大学の教授でもある熊沢義雄氏の『「慢性炎症」を抑えなさい』には、この慢性炎症が続くことの問題点が、広範囲にわたって指摘されています。

 

熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』

 

 急性炎症と慢性炎症には、医学上、はっきりとした線引きはないのですが、おおよそ、1週間ほどで治まる一時的な炎症は、急性炎症と考えておいてください。たとえば、ハチに刺されてその部分が腫れ、数日で治まる炎症など、一過性の刺激によって起きる炎症は、これにあたります。胃炎や腸炎でも、たまたま悪いものを食べて一時的にお腹を壊した場合などは、急性炎症といえます。(熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』p22

 

 これに対して、同じ場所で何度も繰り返される刺激によって長い間起き続けている炎症は、慢性炎症といえます。たとえば、アレルギーで常に鼻の調子が悪く、粘膜が腫れている場合や、歯周病などでずっと歯茎が腫れている場合などは、慢性炎症といえます。

 繰り返しますが、慢性炎症とは、同じ部分がずっと炎症を起こしている状態です。長くなったり悪くなったりを繰り返していることもあれば、だいたいいつも悪い状態のままというケースもあります。(熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』p22~23

 

 いずれにせよ、慢性炎症を起こしている部分は、どうしてもその組織が少しずつ傷んでいく運命にあります。体内の組織が傷んだということは、その部分が老化した、あるいは病気に近づいたということです。ですから、若さと健康を保つためには、慢性炎症をできるだけ少なくするにこしたことはないわけです。

 中でも問題なのは、「炎症を起こしている」という自覚症状が比較的少ないにもかかわらず、長年にわたって体内で起き続けているタイプの慢性炎症です。(熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』p23

 

 

熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』

慢性炎症の原因になる「酸化」と「糖化」

本書『ガン、動脈硬化、糖尿病、老化の根本原因 「慢性炎症」を抑えなさい』の第1章から第3章までは、「慢性炎症」の正体や、慢性炎症の原因について詳しく書かれています。

 

慢性炎症は特に活性酸素によって引き起こされる「酸化」や、終末糖化産物と呼ばれる「AGE」による「糖化」が問題になっていると感じられます。

 

「酸化」とは、「からだのなかがサビること」であり、「加齢やストレス、紫外線、そのほか、喫煙や化学物質などさまざまな影響によって抗酸化力が落ちてくると、体内で起きる酸化と抗酸化のバランスが崩れ、酸化はどんどん進んで」しまうといいます。

 

一方、「糖化」とは、糖とたんぱく質が結びついた「糖化たんぱく質」である「AGE」によって、組織が攻撃され、老化が促されることをいいますが、「最近になって、このAGEは、私たちの体内で炎症を起こす大きな要因のひとつだということがはっきりして」きたといいます。

 

一般的にこの「AGE」が大量に含まれる食品は、こんがりと焦げ目や焼け目がついた料理や、電子レンジで2、3度温めた食品、果糖が含まれた清涼飲料水やハンバーガーなどのファーストフードだとされていますので、AGEを減らすための食生活というものも、慢性炎症対策のためには必要になってくると思われます。

 

ガン、動脈硬化、糖尿病、老化の根本原因 「慢性炎症」を抑えなさい

『ガン、動脈硬化、糖尿病、老化の根本原因 「慢性炎症」を抑えなさい』 熊沢義雄 著 青春出版社

 

慢性炎症を抑えるために大事なこととは?

また、「腸もれ」とも呼ばれるリーキーガット症候群と炎症の関係についても言及されています。

 

さらに、第4章と第5章には、慢性炎症を抑えるための生活習慣と食事について書かれています。

 

特に、玉ねぎの皮に豊富に含まれているケルセチンというポリフェノールや、みかんの皮に含まれているへスぺリジンというフラボノイド、さらに、ぶどうに含まれるオレアノール酸というファイトケミカルの一種に、抗炎症作用があるという記述は、食生活を改善することで、慢性炎症を防いでいくために、非常に参考になります。

 

それに加えてプロバイオティクやプレバイオティクス、ポリフェール、ビタミンDの「3PD」によって、腸内細菌のバランスを整えることの重要性についても述べられています。

 

なかでもビタミンDは、日光浴をする時間が減少していることによって体内で不足しがちになっており、そのことが慢性炎症と関係していると本書では指摘されています。

そのため、1日10~20分、日光に日焼け止めを塗らずに当たることも、慢性炎症を防ぐためには大切になってくるといいます。

 

「慢性炎症」を抑えなさい

 

以上、ここまで熊沢義雄氏の『「慢性炎症」を抑えなさい』を紹介してきましたが、本書を読む限り、長時間、パソコンの前に座り続けることで運動不足の生活を送ることや、日光浴を避けること、加工食品やファストフードを中心にした食生活など、都市型のライフスタイルが、慢性炎症と結びついているのは確かであるという感想をもちました。

 

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アトピーの改善には慢性炎症対策が重要。

 当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回はアトピーの改善には慢性炎症対策が重要であるということについて書いていきたいと思います。

 

アトピーによる顔や肌の赤みや、かゆみが気になって仕方がないという方は多いと思いますが、その肌の赤みはなぜ起こるのでしょうか?

簡単にいえば、皮膚が赤くなるのは、からだのなかで「炎症」が起こっているからなのであり、このことは、何らかの異物に対して、からだの免疫機能が反応しているということでもあるのです。

 

近年、急増しているアトピー性皮膚炎の原因には、食べ物のなかのアレルゲンや化学物質、ダニやホコリなど、様々なものが挙げられますが、そういったものに対して、免疫が反応してしまうわけなのです。

つまり、アトピーはアレルギーの一種だとされていますが、広い意味では、炎症という症状が起こっていることが、アトピーの大きな原因なのだと思われます。

 

ちなみに炎症には、急性炎症と慢性炎症の2種類があるとされています。

 

たとえば、医学博士の熊沢義雄氏は『慢性炎症を抑えなさい』のなかで、「急性炎症と慢性炎症には、医学上、はっきりとした線引きはないのですが、おおよそ、1週間ほどで治まる一時的な炎症は、急性炎症」であり、「同じ場所で何度も繰り返される刺激によって長い間起き続けている炎症は、慢性炎症といえます」と述べています。

 

このように炎症には一定の期間で治まる急性炎症と、だらだら続いてしまう慢性炎症があるとされています。

 

そして、よく言われることですが、アトピー性皮膚炎になる人が急増したのは、ここ数十年の間だといわれており、まだ都市化・工業化が進んでいなかった頃には、アトピーになる人はあまりいなかったとされているのです。

ところが、近年は、加工食品の多くに何種類もの食品添加物が使われていますし、洗剤、スキンケア用品、消臭剤などにも、からだにとっては不自然な化学物質が経皮毒として、たくさん入りこんでいます。

 

アトピーを改善していくために必要な慢性炎症対策

要するに体のなかに毒素が溜まってしまっており、その毒素をからだが排出しきれないことが、からだの内側で炎症を起こし、結果的にアトピーという症状が起こってくる原因のひとつだと推測できるのです。

 

そのため、アトピーを改善していくためには、からだの内側から起こっている慢性炎症を抑えていくというアプローチが必要になってくると思われます。

 

もちろん、からだに不要物が溜まってしまっていることで炎症が起きやすくなっているからといって、自分のことを責める必要はありません。なぜならアトピーは個人の責任というよりも、アトピーになりやすい環境になってしまっている現代社会のほうに問題があると思われるからです。

 

慢性炎症を抑えることがアトピーの改善につながる

慢性炎症を抑えることがアトピーの改善につながる。

 

先ほども述べましたが、加工食品に含まれる食品添加物や、消臭剤・芳香剤などの化学物質など、免疫系を刺激するものが現代社会にはありふれているのです。

 

したがって、根本的にアトピーを治していくためには、自分を責めるのではなく、日頃の生活習慣を改めてみることが重要になってくると思われます。

 

アトピーの改善には腸内環境を改善して血液をキレイにすることが大切

以上、ここまでアトピーの改善には慢性炎症対策が重要であるということについて述べてきましたが、アトピーを改善していくためには、特に野菜中心の食生活で腸内環境を整えることで、血液をキレイにし、細胞をきれいにすることが必要になってきます。

 

アトピーを改善していくためには、特に野菜中心の食生活で腸内環境を整えることで、血液をキレイにし、細胞をきれいにする

 

腸内環境は、砂糖や食品添加物、肉類などに含まれる動物性のタンパク質によって汚れやすくなります。また、心理的ストレスを必要以上に感じることも、やはり腸内細菌の悪玉菌が増殖する原因になります。

 

腸内細菌のバランスの乱れたり、腸内環境が悪化したりしてしまうと、血液中に未消化のタンパク質や細菌など、異物が入りこみやすくなり、結果的に血液を汚してしまいます。

そのため、アトピーを改善していくためには、日頃から心理的なストレスの対策を行うことと,普段の食生活を変えることで、腸内環境を整えることが大変重要なのです。

そしてそのことが慢性炎症が起きにくいカラダ作りにもつながっていくと考えられるのです。

 

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『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』-現代社会のストレス緩和にオススメ

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回はストレス対策のために『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』を紹介しつつ、読んだ感想や付録のCDの効果についても述べていきたいと思います。

 

認知科学者であり株式会社ドクター苫米地ワークス代表である苫米地英人氏の『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』は、現代社会におけるストレスを緩和するための画期的な一冊だといえます。

 

苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック

 

苫米地英人氏は本書において、「生物はストレスを利用することで生き残り、種を保存し、進化してきた」とし、また、「私たち人類にとって「ストレスがあること」自体が問題なのではありません。「ストレスがかなりの長期間にわたって解消されないこと」が大きな問題なのです」と述べています。

 

さらに現代社会のストレスについて以下のようにまとめています。

 

 ストレス状態は「交感神経優位」の状態(=緊張状態)です。扁桃体における「fight-or-flight response」で生まれた判断を皮切りに、視床下部から大脳辺縁系、果ては身体中の自律神経にいたるまで、交感神経が優位になります。

 人間はこの交感神経優位の状態が長く続いた場合、できるだけ早く「副交感神経優位」の状態(リラックス状態)になれなければ、身体に異常を来してしまいます。身体の健康を損ねると、それはそのまま精神的不安定につながっていきます。(苫米地英人『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』p26

 

 この「終わりのないストレス状態」が続く現代社会において、心身ともに健康であり続けるためには、強引に「ストレス状態」から解放されるしかありません。

 ただし、「恒常的にストレスのない環境に身を置く」ことにも、これまで述べてきたように問題があります。そこにこのCDの目的があります。この機能音源を聴くことで、「副交感神経優位の状態」を強制的につくりあげる。いわば、このCDは「ストレスの終わり」「ストレスから解放された状態」を脳内につくりあげるための音源なのです。(

 

苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック

「聴くだけで脳からストレスが消えるCD」の効果がスゴイ!

そして、付録のCDについては、

 

 「聴くだけで脳からストレスが消えるCD」に収録されているのは最先端の機能脳科学認知科学を駆使してつくった「機能音源」です。サブリミナル技術も使いつつ、まったく新しい「無意識レベルでしか認識できない方法」で脳をリラックス状態へと導く特殊音源といえます。(苫米地英人『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』p72

 

としており、CDには以下の4曲が収録されています。

 

 ①聴くだけでイヤな気持ちが消え、悩みが幸せに変わる曲

 ②聴くだけで脳のゴミが消える曲

 ③聴くだけで脳が休まる曲

 ④聴くだけで脳が若返る曲

 

また、収録されている全ての曲には、

 

 Ⓐ脳をリラックスさせる音源

 Ⓑエフィカシー(自己能力の自己評価)を強化する音源

 Ⓒ前頭前野を使う、抽象的な思考を誘発する

 Ⓓ個別の事象を客観的に見る意識状態をつくる音源

 

という4つの機能音源が入っているといいます。

 

「聴くだけで脳からストレスが消えるCD」はリラックスのためにオススメ

これらの4曲を私自身、実際に何度か聴いてみると、だんだんリラックスしていき、頭のなかがクリアになっていくのが感じられました。

また、個人的な感想ですが、「聴くだけで脳からストレスが消えるCD」を流すようになってからは、以前よりもよく眠れるようになりました。

 

そのため、普段何らかのストレスにさいなまれて、頭のなかがモヤモヤしていると感じている方は、ぜひ一度、苫米地英人氏による「聴くだけで脳からストレスが消えるCD」を試してみていただきたいと思います。

特にパソコンの作業中などにCDをかけっぱなしにして、何時間も漫然と聴き続けてみると、より高い効果を発揮するように思われます。

 

苫米地英人『聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』

 

もちろん、本書には機能音源の解説だけではなく、「「ストレス」が生まれるメカニズム」から始まり、「「ストレス」を味方につける考え方」、「「ストレス」が消えていく考え方」についても、「ポジティブシンキング」といった従来の対策ではなく、抽象度の高い苫米地氏特有の視点・考え方で説明されています。

 

したがって、『苫米地式 聴くだけで脳からストレスが消えるCDブック』は、現代社会における「ストレス」の捉えるうえで、非常に参考になる一冊だといえるのです。

 

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ストレスと体温、免疫力の関係とは?

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回はストレスと体温、免疫力の関係について述べていきたいと思います。

前回の記事ではストレスが低体温を引き起こすことについて書きましたが、ストレスによって体温が下がってしまうと、免疫力が低下してしまうとされています。

 

たとえば、免疫学者として有名な安保徹氏も、『体温免疫力』のなかで、以下のように述べています。

 

 低体温が病気をつくるのは、低体温だと免疫力が低下してしまうからです。

 免疫力は、細菌やウイルス、体内でつくられた有害な物質などを処理して、体内につねに生存に適した状態に保とうとする能力です。その力が低下しているのですから、体にさまざまな不調が現れてくるのはむしろ当然のことでしょう。(安保徹『体温免疫力』 p75

 

 体温免疫力の考え方からいえば、現在の医療は免疫力をかえって低下させ、病気を悪化させる治療が少なからずあります。解熱剤、痛みどめ、抗がん剤ステロイド剤……。これらはすべて交感神経を刺激して、免疫力を低下させてしまいます。

 私たちは、免疫という自分自身で体をメンテナンスする、すばらしい力を備えています。自然がつくりだしたその能力を十分に発揮してやることが、病気の予防にも病気の治療にも絶対に欠かせません。

 免疫力といっても、多くの人には漠然としたものかもしれませんが、目に見える形で教えてくれるものがあります。それが体温です。(安保徹『体温免疫力』 p83

 

>安保徹『体温免疫力』

 

体温アップで免疫力を高めることが病気を予防する

また、医師の齊藤真嗣氏は、『体温を上げると健康になる』のなかで、「体温が一度下がると、免疫力は三十%も低くなります」が、「体温がたった一度上がるだけで免疫力は五倍から六倍も高くなる」と述べています。

 

もし必要以上のストレスによって低体温に陥ることで、免疫力が低下してしまえば、その分、がんやアトピーなど、様々な病気になりやすくなってしまうと考えられます。しかし、ストレス対策を行うことによって、低体温を防ぐことが出来れば、その分、免疫力が高まり、多くの病気を予防できると思われます。

 

そして、低体温を避けるための具体的なストレス対策とは、自律神経のバランスを整えることです。特に時間に追われていたり、忙しすぎたりすることで、交感神経が優位になっている時ほど、ゆっくりとした呼吸1分間のマインドフルネス瞑想などによって、なるべくリラックスすることが大切です。

 

また、うつやアトピーに悩まされている方は、寒い季節に限らず、低体温の傾向があるといわれていますので、日頃から温かい飲みものを飲んだり、スクワットなどの筋力トレーニングをゆっくりと行ったりして、からだを温めるように心がけることが必要になってくると考えられます。

 

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ストレスと低体温の関係とは?

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回はストレスと低体温の関係について書いてみたいと思います。

ここ近年、若い女性を中心に、低体温の方が増えてきていると言われていますが、その原因は何でしょうか? 

低体温の原因としては、冷蔵庫やエアコンの普及、アイスクリームなど冷たい物の食べ過ぎといった、様々なものや生活習慣などが挙げられていますが、「低体温」の主な原因として考えられるのは「ストレス」です。

 

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このストレスと低体温の関係について、免疫学者の安保徹氏は『体温免疫力』のなかで、「ストレスが低体温の原因になるのは、ストレスがあると、交感神経を緊張させてしまうからです」としています。

そして、「なんらかの原因で血流がとだえてしまうと、血液が十分に供給されず、体温が下がってしまいます」、「血流がとだえてしまう原因のひとつが、交感神経の緊張です」と述べています。

 

また、『体温を上げると健康になる!』の著者である齋藤真嗣医師は、「人間はストレス状態が長く続くと、自律神経のバランスや、ホルモンのバランスを崩してしまいます」とし、「ストレスが低体温をつくりだし、低体温が細胞にとってさらなるストレスになる」と述べています。

 

さらに、齋藤真嗣医師は以下のようにも述べています。

 

 低体温が血流を悪くさせるのとは逆の理由で、体温が上昇するとそれだけでも血流はよくなります。血流がよくなると、ストレスによってダメージを受けていた細胞に糖(グルコース)というエネルギー源が供給されます。それと同時に、体温アップによって酵素活性も上がるので、エネルギーを効率よくつくりだすことができるようになります。

 こうして細胞がストレスから回復すると、その情報が脳に行き、脳の視床下部から下垂体へ、そして自律神経、ホルモンへと伝達されていきます。こうしてよい情報が伝達されていくことによって、体全体の機能も正常に整っていくのです。(齊藤真嗣『体温を上げると健康になる』p55~56

 

 人間は幸せを手に入れようと、いろいろなことに頑張りながらここまで進化してきました。でも、ちょっと頑張りすぎてしまったようです。

 私には、そのひずみが低体温となって、人間に本来の幸せに立ち返るよう教えてくれているような気がしてなりません。

 頑張って働いて、ストレスに耐えて、あなたの体はもう悲鳴を上げています。その悲鳴が「低体温」です。(齊藤真嗣『体温を上げると健康になる』p197

 

齊藤真嗣『体温を上げると健康になる』

 

大切なのは交感神経と副交感神経のバランス

このようにストレスによって交感神経ばかりが優位になることは、低体温の原因になると言われているのですが、かといって部屋のなかでだらだらした生活ばかりを送ることで、副交感神経ばかりが優位になってしまえば、そのことも自律神経のバランスを崩すきっかけにもなってしまうとされています。

そのため、低体温を避けるために大切なのは、交感神経と副交感神経のバランスを取ることなのだと思われます。

 

しかし現代社会においては、時間に追われたり極度に緊張したりすることで交感神経ばかりが優位になってしまうことが多いと考えられるため、頑張り過ぎている時ほど、あまり無理せずに、意識的にゆっくりとした呼吸や一分間のマインドフルネス瞑想、時間があれば身体をゆるめるヨガやストレッチなどを行なって、副交感神経を優位にすることが必要になってくると思われます。

 

また秋冬の寒い季節は、寒さによってからだが緊張し、交感神経が優位になりやすいので、なるべくリラックスを心がけて副交感神経を優位にすることも必要になってきます。

特にうつやアトピーは、低体温と関係しているとされていますので、うつやアトピーの症状に悩まされている方は、なるべくからだを温めるようにして、ヒトの体温である37度を保つようにすることが重要だと思われます。

 

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慢性炎症とストレス、生活習慣病の関係とは?―『炎症は万病の元』

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症うつアトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回はストレスと慢性炎症の関係について述べている書籍として、金子義保氏の『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』を紹介したいと思います。

 

肥満や糖尿病、動脈硬化などの心血管病、がん、うつ病など、「生活習慣病」と呼ばれるものの多くに対して、どのような対策を講じ、心身ともに健康な社会生活を送っていくか、ということは、常に私たちにとっての課題であるように思います。

そして、その私たちをおびやかす「生活習慣病」には、実は「慢性炎症」が関わっていると、金子義保氏は『炎症は万病の元』のなかで述べています。

 

 炎症には急性炎症と慢性炎症とがあります。急性炎症は、病原物質を排除して組織を元の状態に回復させる復旧型防御システムです。慢性炎症は組織の改変に伴うもので、適応型防御システムと考えられています。うまく適応できなければ組織や臓器の機能が失われ、生物固体はこの世から退場させられることになります。(金子義保『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』p62

 

  最近の医学は、環境中の「免疫かく乱物質」が私たちの体内に軽い「慢性炎症」を引き起こし、生活習慣病を作り出している、ということを明らかにしています。この慢性炎症は、くすぶり型の軽い炎症で、動脈硬化、肥満、糖尿病などの原因となる「代謝炎症」あるいは「自然炎症」、がんやうつ病を引き起こす炎症、老化に伴って進行する「加齢炎症」などを包括する新しい概念です。この慢性炎症と、気管支炎、胃腸炎などの、普通に見られる急性炎症を合わせた広い意味での「炎症」は、生体が内外の危険因子を排除するための基本的な防御機構の発現であり、遺伝性疾患を除くほとんどの病と関連しています。(金子義保『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』p2

 

 急速な科学技術の進歩が作り出すさまざまな環境因子は、ゆっくりとした進化を続ける生物系にとっては想定外であり、今のところ私たちの心身の環境への適応が不十分なのかもしれません。加えて、人間の情報処理能力は無限ではありません。自然免疫系や脳神経系が新たな環境因子を適切に処理できず、体内に軽い慢性炎症が生じているという可能性が考えられるのです。(

 

 この慢性炎症を、食物と生活習慣病との間のブラックボックスにはめ込むことにより、医療の風景は一変します。これまで、環境因子(食事、運動、ストレスなど)の慢性炎症への影響についてほとんど調べられていないのです。そうだとすれば、生活習慣病のリスク因子については何も分かっていない、ということになります。私たちは、リスクのある環境因子を、それと知らずに選択している可能性が否定できません。現在の医療は、的をはずした治療や予防を推奨し実施しているのかもしれません。(

 

炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実

 

生活習慣病」を予防したり改善したりするためには、食べ物に気をつけたり、適度に運動したりすることが必要不可欠だと言われていますが、実は「慢性炎症」を防ぐようにすることも、これからは重要になってくると考えられます。

そして、その「慢性炎症」が起こる原因のひとつとして考えられるのは、やはり「ストレス」であると思われます。

 

 ストレスは過食や運動と相互に影響し合いながら、快、不快の情報を脳の感情中枢(心の脳)に送ります。心の脳は、側坐核扁桃核、海馬などからなり、神経伝達物質、ホルモン、サイトカインなどを介して身体に重要な影響を及ぼします。

 慢性的な軽いストレスは、炎症性サイトカイン分泌を介して、心の脳に慢性炎症を引き起こしています。またステロイドホルモンの過剰分泌を介して、扁桃核、海馬などの神経細胞に慢性炎症や細胞死(アポトーシス)を引き起こし、うつ病の発症を促進させます。(金子義保『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』p21

 

 現代の競争社会は、人々に慢性的にストレスを与え続ける社会です。私たちは、特定の情報を刷り込まれ、意識的、あるいは無意識的に富みや名誉や地位を競う行動を続けています。人生で大きなことはただ一つ、それは何かに成功したくさんのマネーを手に入れること、その他のもの、友情、愛、名誉などは後からひとりでにやってくる、という情報に囲まれています。しかし、勝者は一%で、敗者は九九%、というのがこの社会の常であり、このような社会情報は、私たちの心の脳に慢性的にストレスを与え続けることになるのです。(

 

炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実

 

がんやうつ病アトピー性皮膚炎、肥満症など、「生活習慣病」と呼ばれる病気の多くは、ストレスが深く関係しているといわれています。したがって、慢性炎症を抑えるためには、ストレス対策がまず重要になってくると考えられるのです。

そして当ブログで何度も述べている「腸内細菌のバランスを整えること」も、慢性炎症を抑えるためのストレス対策として有効だと思われます。

 

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