乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果で慢性炎症・うつ・アトピー改善

ストレス対策には乳酸菌・腸内細菌が効果的です。またキラーストレス対策は慢性炎症・うつ・アトピー性皮膚炎を改善するために大切です。

そもそもストレスとは何か?

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果は慢性炎症・うつ・アトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回は「そもそもストレスとは何か?」ということについて書いていきたいと思います。

日頃、私たちは「ストレス」という言葉を頻繁に使っていますが、そもそもストレスとは何でしょうか?

ストレスとは分かりやすく言えば、外側からかけられた圧力によって、私たちの生体にひずみやゆがみが与えられることです。

そのため、ストレス自体は悪いものではないのですし、ストレスは歩く道がでこぼこしているのと同じように、長い人生を生きていくうえで避けて通れないものなのです。

 

 ストレスとは本来、物理学の分野で使われていた用語です。「物体の外側からかけられた圧力によってゆがみが生じた状態」を示します。外側からかけられた圧力に適応しようとして、心や体に生じたさまざまな反応をストレス反応というわけです。

 ストレスといっても悪いものばかりではありません。ストレスという適度な圧力や刺激は、心や体に有益です。(藤田紘一郎『腸を鍛えればストレスは消える!』p5

 

また、からだがストレスを感じると、副腎皮質や副腎髄質からコルチゾールやアドレナリンが分泌され、ストレス反応に対処しようとします。このことはストレスに対する生体の適応現象です。

 

しかし私たちが生きていくうえで問題になってくるのは、人間関係や過剰労働などによって必要以上にストレスを感じてしまうことです。また、現代社会は電磁波や食品添加物、化学物質など、からだがストレスだと感じるものが増えてきています。

 

 その一方で、ストレスを放っておいたり過剰なストレス状態に置かれていると、心身に多大な悪影響を及ぼし、重大疾患を招くリスクが高まります。どんな人にも必ず存在するストレスをうまく解消したり、ストレスがかかりにくい心と体をつくっていく必要があるわけです。(藤田紘一郎『腸を鍛えればストレスは消える!』p5

 

腸を鍛えればストレスは消える

大切なのはストレスとの向き合い方

もちろん、ストレスの感じ方には個人差があります。心(メンタル)の持ち方によって、ストレスによる身体への影響は変わってきます。そのため、ストレスによって病気にならないためには、ストレスとの向き合い方が非常に大事なのです。

しかし誰もがストレスをはねのけられるような強いメンタルの持ち主だとは限りません。特に優しい性格の方ほど、(決して悪い意味ではなく)ストレスに敏感であるよう思います。

そのため当ブログではこれからの時代のストレス対策として、いきなりメンタル面を変えるのではなく、最初に腸内環境を変えることをオススメしています。

実際、腸内に生息する腸内細菌のバランスが整うと、ストレスにも耐性ができるという報告があります。一方、ストレスを感じると、悪玉菌が増殖するといわれており、そのことが病気のきっかけになるともいいます。

詳しくは以下の記事を参照していただきたいと思いますが、ストレスを感じることが多い社会でのストレス対策として乳酸菌を日頃から摂取することはお勧めなのです。

 

stress-kaizen.hatenadiary.com

stress-kaizen.hatenadiary.com

ちなみに誰もがよく口にしたり、聞いたりするこの「ストレス」という言葉は、カナダのハンス・セリエという科学者が1930年代に提唱した「ストレス学説」から来ています。

 

 セリエは当初「ストレス」という言葉を、動物に加えられる有害作用(種々の物質の注入など)そのものを指すのに使用しようとしたが、後に考えを変えて、有害作用によって引き起こされる状態、つまり肥大した副腎皮質、萎縮したリンパ組織、潰瘍を起こした胃腸壁などを「ストレス状態にある」と考え、これらの状態をストレスと呼ぶことにした。一方、これらの組織のストレス状態を作り出す作用を「ストレッサー」と呼んだ。(杉晴夫『ストレスとはなんだろう』p91

 

杉晴夫『ストレスとはなんだろう』