乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果で慢性炎症・うつ・アトピー改善

ストレス対策には乳酸菌・腸内細菌が効果的です。またキラーストレス対策は慢性炎症・うつ・アトピー性皮膚炎を改善するために大切です。

アトピー性皮膚炎とストレス、副腎疲労症候群、慢性炎症の関係とは?

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症・うつ・アトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回は「アトピー性皮膚炎とストレス、副腎疲労症候群、慢性炎症の関係」について書いていきたいと思います。

 

副腎疲労症候群と慢性炎症は、アトピー性皮膚炎と深く関係しているように思われます。

アトピー性皮膚炎の発症には、心理ストレスが大きく影響しているとよく言われていますが、ストレスを感じてばかりいると、炎症を抑える働きがあるコルチゾールを分泌する副腎を疲労させてしまう原因になります。

もし副腎が疲労してしまうと、ステロイドホルモンであるコルチゾールが分泌されなくなるため、体内では慢性的な炎症が起きてしまうと考えられます。ちなみにアトピーの治療で用いられる「ステロイド剤」は、副腎でつくられるコルチゾールの不足を補うために用いられます。

またコルチゾールが減って体内に炎症が起こるようになると、イライラや不安感など、うつ病のような症状があらわれてくるとされていますが、このことは「副腎疲労症候群」と呼ばれており、高度情報化によってもたらされたストレス社会の新病ともいわれています。

 

 副腎(アドレナル)は「ストレスの腺」と称されていて、私たちの心身に降りかかるストレス、そのすべてに対してあまねく反応しています。

 そんな副腎の機能が低下すればするほど、心身の疲労が強まり、慢性疲労が色濃く現れるのです。そして、重篤な副腎疲労になると、いよいよベッドから出られなくなったり、イライラや不安感がつのる、気がふさぐなど、うつ病にきわめてよく似た症状を呈するのです。

 副腎の疲労度は、ストレスの大きさによって左右されます。たとえば、愛する人の死や、深刻な病気やケガ、暴力、いじめなど、こうした不幸な出来事は、副腎に非常に大きなダメージを与えます。

 それだけではなく、仕事への不満、プレッシャー、職場の人間関係、長時間労働、家族との口論、育児、介護、睡眠不足、運動不足など、日常に潜むストレスの数々も、多かれ少なかれ副腎に負担をかけます。

 つまり、こうしたストレスの積み重ねが副腎に疲労を蓄積させて、これといった原因のわからないだるさや疲れ、さらには心身のさまざまな不調を呼び込んでしまうのです。

(『「うつ?」と思ったら副腎疲労を疑いなさい 9割の医者が知らないストレス社会の新病』本間良子 監修 本間龍介 著 p3~4)

 

 コルチゾールには細胞をストレスから守り、元気にする働きがあります。免疫機能や血圧、血糖値の調整、水分やエネルギーの代謝に、塩分のコントロール、脂肪の分解、アレルギー症状を抑える抗炎症作用など非常に多くの役割を担っているため、コルチゾールの分泌量に異常が生じると、身体のありとあらゆる部分に不調をきたすのです。(藤森徹也『副腎疲労症候群』p34~35

 

副腎疲労症候群

アトピーを改善するには心理ストレスを減らすことが大切

アトピー性皮膚炎の発症に関しては、様々なことが挙げられていますが、心理ストレスが原因で副腎疲労や慢性炎症が起こってしまうことも、問題のひとつであるように思います。また、アトピーになると、気分が塞ぎこみがちになってしまいますが、うつに似た症状とアトピーが連動しているのも、その背景には副腎疲労と慢性炎症があると考えられます。

そのため、アトピー性皮膚炎を改善していくために大切なことは、なるべく心理ストレスを減らすことで副腎が疲れないようにすることだと思われます。

具体的には有酸素運動やヨガといった運動を適度に行ったり、深い呼吸やマインドフルネス瞑想を行ったりすることで、なるべくリラックスし、自律神経のうちの副交感神経を優位にすることです。

特にマインドフルネス瞑想に関しては、NHKの体を蝕む「キラーストレス」の特集番組で、マインドフルネス瞑想を行うと、RIPK2という遺伝子の働きが抑制され、ストレスホルモンの「コルチゾールの値」が正常に回復するという研究結果が紹介されていました。

そのほか、人間関係や電磁波など、ストレスを感じる環境にいることが多い方は、こまめに森林浴を行うことも、アトピーを治していくためには有効です。

 

森林浴を行うこともアトピーを治していくためには大切

こまめに森林浴を行うこともアトピーを治していくためには大切です。

 

アトピー性皮膚炎の改善のために重要な腸内環境

さらに根本的にアトピーを治していくためには、腸内環境を整えることで、血液をキレイにし、細胞をきれいにすることが重要です。血液の汚れは、腸内環境の乱れから起こってくるため、まず腸内環境を整えることが大切になってくるのです。

腸内環境は、砂糖や食品添加物、肉類などに含まれる動物性のタンパク質によって汚れやすくなります。また、心理的ストレスを必要以上に感じることも、やはり腸内細菌の悪玉菌が増殖する原因になります。

そして腸内細菌のバランスの乱れたり、腸内環境が悪化したりしてしまうと、血液中に未消化のタンパク質や細菌など、異物が入りこみやすくなり、結果的に血液を汚してしまいます。

そのため、アトピーを改善していくためには、日頃からストレス対策を行うことと普段の食生活を変えることで、腸内環境を整えることが大変重要なのです。

 

 

腸の汚れ

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血液の汚れ

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細胞の汚れが皮膚に現れる

 

 

慢性的なストレス

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腸内細菌のバランスの乱れ

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細菌などの異物の侵入

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体内の慢性炎症

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副腎のコルチゾールの分泌量の増加

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副腎疲労症候群

 

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