乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果で慢性炎症・うつ・アトピー改善

ストレス対策には乳酸菌・腸内細菌が効果的です。またキラーストレス対策は慢性炎症・うつ・アトピー性皮膚炎を改善するために大切です。

腸は冷やすのではなく温めることが大切

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果慢性炎症・うつ・アトピーを改善するのにオススメである理由について述べています。

これまでの記事では主に、ストレス対策は、腸の健康を保つことから始まるということについて書いてきましたが、今回は「腸は冷やすのではなく温めることが大切である」ということについて述べていきたいと思います。

 

毎日暑いとどうしても冷たい飲みものをたくさん飲んでしまったり、冷房がきいた部屋にずっと居続けたりしてしまいます。

しかし「腸」の健康を維持することによってストレス対策を行うためには、夏場の慢性的な「冷え」に気をつける必要があります。

なぜなら冷たい物や冷房によってお腹(腸)を冷やしすぎることは、便秘や腹痛などの原因になるとされているからです。

また腸の専門家である松生恒夫氏は『腸はぜったい冷やすな!』のなかで、「冷え」に慢性的にさらされると、自律神経の働きが乱れ、頭痛やめまい、不眠や疲労感など、様々な症状があらわれてくると述べています。

 

 健康な人は、たとえ一時的に体が冷えても、温かい部屋に入り、あるいは衣類を着用して体が温まればまもなく改善します。

 これは冷えのために収縮していた血管が拡張し、血流がよくなるためです。逆に暑いときには、汗を出して熱を放出し、体温を下げようとします。

 このように、体にはもともと寒さや暑さに対応できる体温調節機能が備わっているのですが、現代人はこの機能に何らかの障害が起き、慢性的な冷え性から体調を崩している人が実に多く見られます。

 この体温調節機能は、自律神経によってコントロールされています。正常な状態では、日中は交感神経優位で体温は上昇傾向なのですが、夜間は副交感神経となり、体温は低下傾向になります。(松生恒夫『腸はぜったい冷やすな!』p17~18

 

 問題なのは、冷えに慢性的にさらされることです。この状態が続くと自律神経の働きが乱れ、さまざまな症状が現れるのです。

 自律神経の不調で交感神経が強く働き過ぎると、心拍数が増加し、動悸や息切れが起こるようになります。

 また、末梢の血管が収縮して血圧が上がり、頭痛や不眠を引き起こします。

 逆に副交感神経が強く働くと心臓の鼓動の間隔が長くなり、末梢の血管が拡張することで血圧が低くなって、めまいや疲労感が強く現れることがあります。

 このように、冷えによって、さまざまな病態が生じるのです。

松生恒夫『腸はぜったい冷やすな!』p18

 

松生恒夫『腸はぜったい冷やすな!』

 

夏の冷えに要注意

また、猛暑の日に冷房が効いた室内と外を行き来するなど、寒暖の差が激しい場合には特にからだは冷えやすく、腸の運動を低下させやすいと言います。

松生恒夫氏はこのことを「気温差一〇℃の法則」と呼び、「寒暖の変化は、ある意味で身体的ストレスであり、体や腸を冷やすことで、停滞便や便秘を引き起こすことにつながる」と『腸に悪い14の習慣』のなかで述べています。

したがって腸やからだの健康を維持するには、エアコンの温度設定に気をつけ、部屋の温度を下げ過ぎないようにすることで、外気温との温度差を小さくすることが重要になってきます。

それに加えて、特に夏は、暑いからといってよく冷えた清涼飲料水・スポーツドリンクを飲みすぎることは控えた方が良いように思われます。

冷えた清涼飲料水・スポーツドリンクはお腹を冷やす原因になるだけではなく、市販の清涼飲料水は砂糖や異性化糖など血糖値を急激に上げる糖質が多く含まれているため、血糖値が上がることでインスリンが分泌され、今度は低血糖に陥って無性に糖分を摂りたくなるなど、血糖値のコントロールが難しくなります。

そのように血糖値が乱高下することは、イライラや不安感を引き起こしやすくなります。

そのため、夏場のこまめな水分補給に適しているのは、清涼飲料水ではなく、ぬるめのミネラルウォーターか麦茶などのお茶類が好ましいと思われます。

また汗を大量にかいた場合や熱中症対策には、塩分の補給も大切ですが、その際は、中身が塩化ナトリウムだけの「食塩」ではなく、ミネラルバランスが整った自然塩を摂ったほうが良いです。

 

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