乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果で慢性炎症・うつ・アトピー改善

ストレス対策には乳酸菌・腸内細菌が効果的です。またキラーストレス対策は慢性炎症・うつ・アトピー性皮膚炎を改善するために大切です。

腸の善玉菌にとってストレスが大敵なわけ

当ブログでは乳酸菌と腸内細菌のストレス対策効果は慢性炎症・うつ・アトピーを改善するのにオススメである理由について述べていますが、今回は「腸の善玉菌にとってストレスが大敵なわけ」について書いていきたいと思います。

 

適度なストレスは生きていくために必要だとされていますが、過度のストレスは、腸にとって大敵です。なぜなら、過度のストレスは腸内細菌のバランスを崩すきっかけになってしまうからです。またこのストレスによる腸内細菌のバランスの乱れは、近年、急増している「過敏性腸症候群」などにもつながっていってしまいます。

 

極度に緊張したり不安を感じたり、自分にとって苦手な人に会ったりすると、急にお腹が痛くなるという経験をしたことがある方は多いと思います。

「嫌だな」と思うには「脳」ですが、実はそれ以前に、「腸」がストレスを感じ、その情報を脳に送り込んでいるのです。そのため、「あたま」よりも先に「おなか」がストレスを敏感に感じ取っているのです。

ちなみにストレスを受けると、腸が「カテコラミン」という物質を出し、大腸菌が病原性を高めながら増殖すると言います。「ストレスは万病の元」といわれますが、その理由は、この「カテコラミン」が深く関係していそうです。

 

 ストレスを発散する、ストレスのもとになるもの(ストレッサー)をなくしたり、そこから離れたりするといった何らかの対処をしない限り、ストレスからの攻撃を受け続けて腸内バランスはガタガタになります。ストレスを受けると、腸が「カテコラミン」という神経伝達物質を放出し、大腸菌がその刺激を受けて、腸の一部で病原性を高めながら増殖することが明らかになっています。大腸菌以外の細菌でも、カテコラミンが病原性を高める作用が認められています。(藤田紘一郎『腸を鍛えればストレスは消える!』p97

 

そのため、ストレス対策として大切なのは乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を増やすことによって腸内細菌のバランスを整えることだと考えられます。

 

 腸内環境がよいということは腸内細菌がたくさん存在していて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌といった腸内のバランスがとれている状態のことですが、ストレスが生じると、デリケートな善玉菌はすぐに減ってしまいます。(藤田紘一郎『腸を鍛えればストレスは消える!』p97

 

腸を鍛えればストレスは消える

 

ちなみに腸内細菌はただ闇雲に善玉菌だけを増やせば良いのではなく、善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスを「2:1:7」に保つことが大切だといわれています。

そしてこのことは腸内環境を快適に保つための秘訣でもあるのです。

 

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